ノウハウ

【自分軸が見つかった!】AIも使っているセルフディベート対決って何?

自分軸で自由に生きるためのイメージ画像

試練なく、たやすい人生など生きる価値なし。

ソクラテス

この記事で伝えたいこと

・悩んでいるテーマに対して、自分の立場を決めよう

支持する立場になりきってみよう

・居心地が悪くなったら、今度は反対の立場になりきってみよう

・これを繰り返して、何が良くて何が悪かったのか、紙に書き出してみよう

あなたはどちら派?

二者択一の場合、読者はどちらを選ぶのか問うイメージ

・仕事か、ワークライフバランスか

・一流サービスを受けるか、将来に備えて貯蓄か

・自炊か、外食か、

・副業か、本業か

・ドラム式洗濯機か、縦型洗濯機か

・朝はご飯派か、パン派か

世の中にはこうした問題が山ほどある。

正直、何が正しいかなんて誰がどう考えるかによって大きく変わる。

かと言って「人それぞれだよね」だけでは、軸のある芯のある人にはなれない。

そもそも分からないことを理解するために検索をかける。

そこに答えがなければ、本を読む。

そこに答えがなければ、自分で確かめるしかないというわけだ。

セルフディベート対決:今の自分 vs 未来の自分

自分軸で生きるために、セルフディベートを行っているイメージ

そこで私は「自分で確かめる」ということにおいて、今の自分vs未来の自分でセルフディベート対決をすることにしている。

どういうことか?

ディベートとは、「特定の議論に対して立場に分かれて議論をする手法」の事である。

他人とディベートして議論に勝つのが目的ではなく、セルフディベートでは自分の中で2つの立場に立ち、心地よいポイントを探すのが目的だ。

ではなぜディベートと表現したのか?それは自分で特定の立場に立つという責任を背負うことで、当事者意識として考えることができるからだ。

自分自身で責任を背負うことで、苦しいがやりがいのあることにチャレンジするイメージ

当事者意識として考えるために、言葉に出すことで自分に負荷をかけてやるのだ。

例えば、家族と暮らしていて夕飯を食べている最中「今日の片づけはやるね!」と言って、何もしなかったら怒られてしまう。

仕事でも「本案件を担当させてください(ただし、都度相談させて下さい)」と言って、自分で引き受けると、もうやるしかない。

2つの立場に立つなんて極端だと感じることがあるかもしれない。

しかし数年後・数十年後と長い目で見ると、どちらの立場の良さも知り、自分の中での答えが見つかるだろうとして、話を進める。

セルフディベート対決スタート

テーマには肯定派と否定派があるとして話を進める。

例えば、ワークライフバランスに肯定か否定かといった具合だ。

肯定派のターン(今の自分)

ある問題に対して肯定の意思を見せるイメージ

まずは肯定派から。

これらを支持する本や動画を理解し、周りの人に自分はこう思うと発言してみる。

その主張に染まるべく自己暗示をかけるのだ。

ワークライフバランスに肯定の立場をとるとすると、自炊をする余裕ができたり、副業をする余裕ができたり、残業しない仕事のノウハウを習得したりとするだろう。

1週間か1ヶ月か半年か、とことんそれに染まるとどこかで居心地が悪いと感じる時がある

ワークライフバランスの例であれば、「自分は特に副業をしたい訳ではないな」とか、「副業より、今の仕事が性に合っているのかも」、「自分はバリバリ働いて出世したい人なのかも」とか。

飽きや、性に合わないと言った感覚だろうか。

受験勉強なら、このネガティブ名感覚を乗り越える必要があっただろうが、これはそうすべきとかそういった決まりはない。

もし、ネガティブな感情が生まれなければ、自分の決断を祝福するべきだ。

自分にとっての心地よいポイントが、答えが生まれたのだ。

※肯定派のターンとして書いたが、否定派から入っても良い。好きな方を選ぶ自由がある。

否定派のターン(未来の自分)

ある問題に対して否定の意思を見せるイメージ

次に否定派。

今度は先程と反対の立場をとってみる

ワークライフバランスの例でいうと、仕事こそ命!ワークイズライフの精神だろうか。

同じく、その主張を支持する本や動画を閲覧し自己暗示をかけてみる。

しかし、高額なお金は極力かけないこと。

自己暗示をかけるのと、他人に洗脳されるのでは訳が違うので。

やはり居心地が悪いなと感じることもあるだろう。

多くの場合はたぶんそうだろう。ワークライフバランスの例だと、「自分の人生を生きていない感覚だ」とか、「最近疲れがたまって仕事に精が出ないな」とかだろうか。


この作業は、暗闇の中を手探りで進んで、自分の輪郭を見つけると言ったものだろう。

自分に取って心地よいポイントはどこか、悩み考えることをチューニングしていることと比喩しているイメージ

自身の感覚・状況と、現実とのチューニングかもしれない。

どちらの立場にも立った経験をすると、各々の主張の一長一短が見えてくるはずだ。

それぞれ自分に取って何が良くて何が悪かったのか。その時の自分の状況や抱えていた悩み、自分の周りの環境を紙に書き出して整理してみる。

AIもセルフディベート対決をして答えを出す?

ここ数年、聞かない日はないくらい有名な人工知能(Artificial Intelligence:通称AI)でも2つの立場にたって答えを探す。

下の図1に記したように、自分に取って心地よいポイント大域的最適解心地よい気がするが少し違和感があるポイント局所最適解と呼ぶことにしよう。

自分にとって心地よさは下に行くほど強くなるものとする。

図1:自分に取ってどこが心地よいのか

図2に示す通り、一般的に多くの人は、自分に取って何が心地よいのかわからないため、中間あたりにSTARTを構える。

少しずつ心地の良い方へ、場合によっては右へ左へと行ったりする。

図2:多くの人が取る 最急降下法アプローチ

これを専門用語で最急降下法と呼ぶ。

これでは、心地よい気がするが、少し違和感があるポイント(局所最適解)から出ることはできない

ではAIはどうセルフディベート対決をしているか。

図3に示す通り、片方の立場に立ち、次にもう片方の立場に立ちと、最初は大きく移動する。

これを繰り返し、徐々に小さく移動していくと、心地よい気がするが違和感があるポイント(局所最適解)に甘んじず、自分に取って心地よいポイント(大域的最適解)に至ることができる

これを専門用語で焼きなまし法と呼ぶ。

図3:セルフディベートをする人が取る 焼きなまし法アプローチ

きっとあなたは今まで、図2のような最急降下法的なアプローチをしてきたことであろう。

これで、暫く悩んだ問題で答えが出ないのであれば、図3の焼きなまし法アプローチをしてみるのも良いかもしれない。

現実はいつだって複雑だ

これは単純化した話だが、現実は肯定派か否定派かのみではなく、もっと複雑極まれりである。

また、2つの立場を取るのが難しいこともある。

例えば、大手⇒ベンチャーへの転職は比較的しやすいのに対し、ベンチャー⇒大企業への転職は比較的難しい。

一度生活水準を上げると元の生活水準に戻ることが難しいように、不可逆なこともある。

しかし、セルフディベート対決をしたあなたならきっと、過去の経験から自己理解が深まり心地よいポイントを選択できる確率が上がっているのではないであろうか?

セルフディベート対決の先に見えてくるもの

セルフディベート対決を続けていくと、結局バランスって大事だなと気づくことが多々ある。

「大切なのはバランス」という答えも、悩んだ末の結論であればそれでよいのかもしれない。

何を取るかによって何が良いかは180度変わりうるし、何を取るか決まっていなければ中立の立場を取るのも正しいのであろう。

しかし、私は最初から「バランスは大切」として、片づけてしまうのは避けている。

吟味した挙句、成功している様子。

数値化できない事柄こそ自分なりに表現して初めて、自分軸で生きることができるのではなかろうか。

まとめ:自分軸で生きるためにセルフディベートをしよう

セルフディベートとは

“今の自分”と”未来の自分”で、2つの立場に立ち自分の心地よいポイントを探すこと

セルフディベートの方法

➊ 自分が悩んでいるテーマをピックアップする

➋ どちらかの立場に立ち、それを支持する人として過ごしてみる。

➌ ➋と反対の立場に立ち、それを支持する人として過ごしてみる。

➍ 紙に、自分に取って何が良くて何が悪かったのか。その時の自分の状況や抱えていた悩み、自分の周りの環境を紙に書き出して整理する。

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大手IT企業で働く会社員が、10年間でセミリタイアを目指すためにしていること。IT業界でキャリアアップをするためにしていることを発信しています!