この記事で伝えたいこと
・自分のアウトプットが、人と被るのは仕方のないこと
・人と被った時のモチベーションの保ち方
・オリジナリティを高めるために、アウトプットを続けよう!
クリエイティブな活動で突き当たる問題
本を何冊か読んで、気づきをアウトプットすると、
誰かが既に気づいていたことと、被っていると感じることがある。
本の例だけにとどまらず、
新たにビジネスやデザインなどを考える際、
すなわち”クリエイティブ”な活動について回る問題であると考えられる。
しかし、だからと言って”クリエイティブ”な活動を
「人と被っていなければならないもの」としてしまうと、
完璧主義に陥り、何も行動しない自分が出来上がってしまう。
偉人の発明もオリジナルではなかった?
私は完璧主義に陥った際に、下記のエピソードを思い出して
自分の行動を”クリエイティブ”へと促している。
ニュートンによる微分・積分の発明
微分と積分はニュートンによって発明されたと思われているが、
ニュートンよりも前に、ライプニッツが微分・積分を考えて論文を発表していたという。
しかもニュートンはこの事実を知らなかったらしい。
アメリカ人による暗号の発明
馴染みのある例でいうと、
LINEやメールが盗聴されないようにされる暗号技術、RSA暗号の発明もそうだ。
RSA暗号は、1977年にアメリカ人の
R(リヴェスト)とS(シャミア)とA(アドルマン)が考えたものとされているが、
10数年前にイギリスで国家機密として、既に考えられていたという。
人と被るのは仕方のないこと
つまり、世の中のことやテクノロジーにある程度の理解があると、
ある特定の個人に限らず、他の人がそれを発明する可能性が大いにあり得る。
サマーウォーズの映画を見たことがある人であれば、
映画の最初の方で主人公が数学の問題を
解き明かしたが、実は他にも多くの人が解いていたことを思い浮かべたかもしれない。
世界にとって大きな発明をもたらしてきた人々が、
こうして車輪の再発明をしてきたのだから、
自分が”唯一無二のクリエイティブ”でないことを悲観する理由は
かなり和らいだように思える。
では、多くをアウトプットし続けるために、クリエイティブであり続けるためには、
何をモチベーションとしたらよいだろうか。
私は下記の2つを提案したい。
クリエイティブであり続けるための2つのモチベーション
希少性があがっていればよい
1つは「クリエイティブの希少性が上がっていればよい」というものだ。
つまり、自分がしたアウトプットが”結果的に”他の人と被らなくなってきていればよいとするということである。
“結果的に”とは、人と被らないことを念頭に活動するでなく、
世の中やテクノロジーに対する理解を深めることで、結果的に他の人と被らないということである。
他の人と被っていることを量産するのもよい
上記のモチベーションは難しいと感じるかもしれない。
その際は、2つめの「他の人と被っていることを量産するのもよい」というものだ。
自己啓発本を何冊か読んでいると、どの本も言いたいことが同じだなと感じることがある。
今日、自己啓発本が発行されたくさん売れているように、
他の人と言いたいことが被っていても、資本主義がそれを肯定してくれる。
まとめ
以上より、クリエイティブであり続けるためには、
人と被らないことを恐れるよりも、人と被ったアウトプットを繰り返していき、
世の中やテクノロジーを理解することで、
希少性を高め続けることが必要であると私は考える。