ノウハウ

【ヒトラーに学ぶ】人を動かす!闇のプレゼン術

人前でプレゼンテーションを行う際のイメージ

深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ。

フリードリヒ・ニーチェ

この記事で伝えたいこと

➊夕方にリラックスできる場所でプレゼンをする

➋同じことを何度も繰り返し伝える

➌2者択一で選んでもらう

あなたは今日、どれくらいYESを貰いましたか?

皆さんは、人を動かす(例えば上司やお客様からYESを貰う、気になる異性とデートに行く約束をする、友人との旅行で行き先を決めるetc…)ためにどの様な工夫をしているだろうか?

本記事では、人に首を縦に振ってもらうためのプレゼン術を、あの悪名高いアドルフ・ヒトラーのスピーチ術から紹介する。

➊夕方、オレンジの光で満たされた場所で

プレゼンする際は、夕方にリラックスした雰囲気を作り出すことが大切だというイメージ。

人はオレンジの光を浴びるとリラックスする。

たしかに、白い蛍光灯が煌々と光る場所では肩の荷をおろしてコーヒーを飲むことはできないだろう。

きっと、リラックスできる場所、例えばカフェではオレンジの照明を採用しているはずだ。

夕日をみると心が和み、口角が上がるのもきっとこのためだろう。

また、夕方は1日の疲れの影響が出やすい時間のため、

こうしたリラックスした状況では、人はOFFモードのため判断力が低下するという。

先日、私は上司に企画内容のレビューをお願いした。

上司が出社してしばらくした午前10時頃、「わざわざリスクを取って企画する必要がない」と却下されていた。

しかし、このヒトラーのテクニックを知った。

そして1週間後の夕方、内容を少し修正(といっても資料の体裁を少々変えた程度)して依頼した場合は、「部内で話をすすめようか!」とOKを貰えたのである。

仕事でコミュニケーションが円滑に進んだイメージ

この例は少々極端なように感じるかもしれない。

だが、休日におけるネットショッピングでは、日が沈み出す17時~18時頃から勾配件数が伸びてくるという。

以上より自分の意見を通したい時は、夕方にコミュニケーションをとるようにしてみてはいかがだろう。

相手が首を縦に振ってくれる確率がきっと高まるはずだ。

逆に、自分が重要な意思決定をする会議は、午後4時頃までに済ませるマイルールを決めてみたらいかがだろうか

➋「とても美味しいリンゴ」と、「とてもとても美味しいリンゴ」

皆さんはレストランで、「美味しい!」と感じたものを家族や友人にどう伝えるだろうか?

きっと写真を見せて、この料理はね・・・・!とテンション高めに伝えるといった感じだろうか。私も昔はそうして伝えていた。

リンゴのおいしさをどう伝えるか?ということを問うイメージ

たとえばリンゴのおいしさを伝える場合、「このリンゴはとても美味しいよ!」と、「このリンゴはとてもとても美味しいよ!」の場合、後者の方がより魅力的に聞こえないだろうか?

このように、伝えたいフレーズを繰り返すことで、より魅力的に聞こえるのだ。

美味しいものの例に倣って、1つエピソードをご紹介する。

私は家族で外食する際、父・母・私・弟の4人で行きたいお店のプレゼン大会をする。

各々が行きたいレストランを調べて月に1回プレゼンしあい、自分以外のお店に投票。多数決でレストランを決める。

その際、このヒトラーのやり方をマネして「ここのスパゲティは、今まで食べた中で1~2を争うほど、いやスパゲティの概念が変わるほど美味しくて・・・」、

「ここのお寿司はどれも身が大きくて、いつも行くはま寿司の2倍はあるんじゃないかな、とにかく口の中に入れた時のボリューム感がすごくて・・・」、

といった具合で紹介した。

すると、今まで半年に1回のペースで採用されていた私の案が、約2ヶ月に1回ほど採用されるようになったではないか。

同じことを何度も訴えることの重要性

単純だが、伝えたいフレーズを何回も何回も伝えること。そして繰り返す際、伝えたいフレーズの表現を変えて飽きさせないこと。

これが、人を動かすことに繋がるのではないだろうか。

➌「りんごにする?」ではなく、「りんごかみかんどっちがいい?」

人は一方的にモノを押し付けられると拒否反応を示すものだ。

例えば、「A社の提案の資料作成お願いできる?」と聞かれるのと、

「A社の提案資料と、B社の提案資料のどっちかお願いしたいんだけど、どっちがいい?」と言われるのでは、後者の方が引き受けやすい。

2つの選択肢を示すことでどちらを選ぼうかと悩む様子

前者では「やる・やらない」に焦点が当たっているが、後者は「A社の資料作成・B社の資料作成」と「やる」前提で話が進んでいる。

これを心理学でダブルバインドと呼ぶ。

先日私は、マクドナルドの看板で「チキンナゲットはバーベキュー派?マスタード派?」というものを見た。

これを見た私は「強いて言うならバーベキュー派かな~」と考え、その晩マクドナルドへチキンナゲットを買いに行った。

チキンナゲットのたとえ話のイメージ

まんまとマクドナルドの戦略にハマってしまったわけだ。

人は、自分で選択したことにより、その選択に責任を持とうとする。

「やっぱりやめた」とはなかなか言いづらいのである。

この内容は、『ラブホの上野さん』という漫画で、男性が女性を食事に誘う際のテクニックとしても記載がある。

「夜ごはん食べに行かない?」と連絡するのではなく、「夜ごはん行くなら中華がいい?イタリアンがいい?」といった具合だ。

深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいている

先にあげた3つのテクニックの悪用は避けていただきたく思う。

それと共に、悪用されないように気をつけなければならない。

プレゼンテーションが上手な人を観察するよう促すイメージ

例えば、「この人の言うことになぜか従ってしまうんだよな」、「この人の話には説得力があるな」と感じる人を観察してみてほしい。

この3つのテクニックのいずれか、もしくはすべてがきっと含まれているはずだ。

まとめ

➊プレゼンする時間帯は陽が沈み始めた夕方にリラックスした場所で行う

➋伝えたいフレーズを何度も繰り返して伝える

➌AかBかへと誘導し、2者択一で選んでもらう

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