転職が当たり前となった時代、
新しい会社で働くのにも、今の会社で働き続けるのにも理由が必要な気がしてならない。
自分の強みを活かせる仕事について成果を上げ続けられれば最高だ。
しかし、自分の強みって何なのか答えられない人も多いのではないだろうか?
私もその1人だ。
私は強みを軸に働いているわけではない中で、
今の会社でなぜ働いているのかを整理してみた。
ぼくが転職しない理由
1:劣等感を感じずに働けるから
優秀な人と働くことのデメリット
誰もが聞いたことのある企業に就職した友人を多く知っている。
周りは優秀な人だらけだと彼らは口をそろえて言う。
自分のアイデンティティとは何かを強烈に問われるのだ。
「優秀な同僚と人脈を作る」とか、明確な目標があればよい。
しかし私は新卒で入社する段階ではそんな目標は描けなかった。
「自分のプライドを捨てろ!」と周りは言うけれど、腐っても人間。
有名企業に就職すれば、自分のアイデンティティを失い、
道に迷ってしまうのが目に見えてしまった。
私たちは小中高大と内申点や受験と、他人と比較されて生きてきた。
それをまだ続けるのか。うんざりした。
精神的につぶれてしまっては、回復まで1年かかる上に、再発率も60%とかなり厄介だ。
今務めている会社で感じる余裕
今務めている会社は、強烈に自分のアイデンティティを問われることはない。
みな心に余裕を持って、自由に仕事をしているように感じる。
何らかの目的が見つかるまでは、少なくとも今の会社で、精神的に余裕のある状態で仕事をするつもりだ。
2:先輩や上司と共に働きたいと思うから。
付き合う人は直感で決めていい
私は入社してから3年、正直に言うと上司とは馬が合わなかった。
自分で社内外を巻き込んで仕事をすすめたいと思っていた。
しかし、上司は責任を負いたくないからか、理由をつけて拒否してくる。
最初は自分の案がダメでもっと練り直さないとなんて思っていた。
しかし、他の部署のいいな!と思った先輩と話をした時は、
一発で「いいね!やってみよう!」と声をかけて貰えた。
その先輩にお願いして、現在は異動がかなった。
後から聞いた話だが、最初の上司は上の人がやれと言ったこと以外はやらない人だ。という話を聞いた。
一番最初の上司。その人の言うことは大概正しそうに見えた。
ただ、心のモヤモヤは3年間ずっと晴れなかった。
同じ失敗を繰り返さないために
親の言っていることが全て正しいなんてことはない。
ってわかっていたはずなのに、同じ失敗を繰り返してしまった。
そのことから、「自分のやりたいや好き嫌いは、もっと前面に出しても良い」と感じた。
それを殺してしまうと、自分は何をしたいのか何が好きなのか本当に分からなくなる。
結局仕事は「何をするかよりも、誰とするか」が重要だと感じた。
苦手な人と無理に付き合ってもいいことはない。
さっさと離れて、自分の好き嫌いで一緒に働く人を決めていこう。
そこで成果を出せば、それでいい。
付き合う人は直感で決めていこう。
3:新規事業に携わっているから。
盲目に頑張ろうとしていた自分
私はSE志望で入社した。しかし、手に職をつけて働きたいと思っていた矢先、人事に肩を2回たたかれ営業配属。
営業とはいっても、現場の営業ではなく、営業の商談支援をする部門に配属となった。
辞めてやろうと何度思ったことか。
ふてくされているうちに、仕事をバリバリこなす周りの営業を見て焦っていた。
自分もバリバリ働かなくては。。
ある日の先輩との会話
ある日先輩から「目先の案件のためにバリバリ働くのも大切だけど、どういう仕組みを作ればみんなが成果を上げられるか考えるって、貴重な仕事だと思う。支援業務の醍醐味かもしれないね。」と言われた。
やればやるだけ成果が出るのは、充実感を得られるかもしれない。
やればやるだけ成果が出るわけではない。しかし、少しやれば大きな成果が得られることもある。
最初に上手い仕組みを作るだけで大きな利益が享受できる。なんて魅力的なんだと感じた。
そんな中、会社の中で新規事業が立ち上がりその事業に関わらせてもらっている。
思いのほか地味な仕事も多いが、未整備なことも多くそれを仕組み作ることに面白みを感じている。
ぼくが転職するとき
1:スキルが身につけられないと感じた時
仕事をする際に最も重視しているものは何だろう?
年収?やりがい?一緒に働く人?知名度?安定性?
私は、スキルが身につけられるかどうかかと思っている。
基本的なビジネススキル。会計のスキル。営業スキル。業界の専門スキル。
社会人になってすぐの頃は、ビジネススキルを身につける。
社会人3年目位になると、基本的なスキルは身についてく。
社会人5年目位になると、業界の専門スキルを語れるようになってくる。
私は1つのスキルで食べていくという選択はしたくない。
身につけたスキルを収穫する時期ではないと位置づけるため、
業界専門のスキルを軸に他の分野に種をまく。
そのため、今の業界でもうスキルを身につけられないと判断すれば、転職する。
2:上司や同僚と馬が合わない時
基本的なビジネススキル(報連相や各所調整、資料作成やビジネスマナーなど)に加え、専門スキルが身についていればもうどこへ行っても働ける。
今の会社で働いて早5年、他の会社でも成果を出せるくらいの専門スキルは持っている自負はある。
失敗を繰り返さないために、上司や同僚と馬が合わなければ異動や転職をする。
馬が合わない人と働くという選択をして苦しむのは自分だし、誰もその責任を取ってくれるわけではないから。
3:望まぬ転勤を余儀なくされた時
私は家族や友人、恋人と過ごす時間を重視している。
順位をつけるのであれば、仕事よりも上だ。
友人と観るプロ野球、恋人と過ごす時間、友人と他愛ない会話を楽しむサウナ、家族とふざけ合う時間。
転勤となった場合、これらを実現することは難しくなる。
幸福に必要なものは、「人との絆」だという。
疎遠になるくらいであれば、転勤を断って転職する腹積もりでいる。
まとめ
わたしが今の会社で働く理由
1:劣等感を感じずに働けるから。
2:先輩や上司と共に働きたいと思うから。
3:新規事業に携わっているから。
わたしが転職する時
1:スキルが身につけられないと感じた時。
2:上司や同僚と馬が合わないと感じた時。
3:望まぬ転勤を余儀なくされた時
あなたは、なぜ今の会社で働いているのですか?