先日、職場の先輩から「よるさんぽさんは若いのに大人だよね」と声をかけられた。
聞くと私の所属する部署では、私は大人として認められているらしい。
数年前は家族や友人から「子供っぽいよね」と言われてきた私が、だ。
大人とは何だろうか?
20歳の誕生日の日付変更線を超えると自動で大人になるのか?
税金を支払うようになると大人になるのか?
そう、明確な大人の基準なんて誰もわからないし、気にしてすらいない。
そこで、その先輩に聞いてみた「どうして私が大人っぽいって感じるんですか?」。
すると、「しんどそうなことでも、楽しそうに仕事をこなしているからじゃないかな?」だという。
大人とは「しんどいことでも、楽しく向き合うことができる人」と仮定する。
そこで、しんどいことでも楽しく向き合うことができるようになるには何が大切かを述べる。
それは、自分自身の好きにとことん向き合うことだ!
自分自身の好きにとことん向き合ってみる!
40%の敗北が私を大人にしてくれた。
私はプロ野球観戦が好きだ。1週間に6試合も見に行くほどのファンだ。
それもすべて1人で、である。
プロ野球はどんなに強いチームでも、試合に勝利する確率は60%ほどだ。
見にいけば、40%は負けることになる。
最初は負けると不機嫌になることもあった。
しかし、勝っても負けても払っているお金は同じだ。
せめて何かしらの収穫がないと、
私の財布から出ていったお金達が悲しい顔をしてしまう。。
ではどうするか、試合に負けるのをみたくないから、試合に行かないか。
そうではない。
観戦から逃げるのではなく、負けも含めて観戦を楽しむのだ。
むしろ勝っている試合だけ見ていたら「勝ちましたよかったね」で済んでしまう。
何か収穫をという気持ちになると、試合をじっくりと見るようになる。
見えないものも見えてくるようになる。
といった具合だ。
長時間の観戦は、学びの宝庫であると気づく!
野球の試合はとにかく長い。
2022年のシーズン平均で3時間14分である。
『限りある時間の使い方』を読む中で、
「1つの絵画を3時間鑑賞させる授業がある」との話があった。
多くの場合、絵画よりもその解説を読む時間の方が長くなる。
しかし、同じ絵を3時間も鑑賞していると、見えないものが見えてくるという。
絵を描いたときの作者の心情。その絵が描かれた時の時代背景。何故数ある色の中からこの色を選択したのか。風景画なら絵の中に書かれていない動物が見えるかもしれない。
何事も注意深く観察すると新たな発見があるものだ。
こうした新たな出会いがやってきた時、それはとても嬉しい気持ちになる。
負けから逃げるのでなく、向き合ってこそ大人
3時間そこで絵を見ていた足の痛みやそれまでの苦痛、
観戦していた際の、負けの辛さやストレスなど、
全身を満たしていたネガティブな感情が吹っ飛び、
新たな出会いを心の底から歓迎する。
こういった経験を1つ1つ積み重ねて、人は大人になっていくのではないだろうか。
どうせ大変なら、ポジティブに捉えてみよう!
大人=しんどいことも楽しく向き合うことができるとは
言い換えると、物事を様々な角度から捉えることができる。
または、相手の立場にたって考えることができるともいえるだろう。
コップに水が半分しか残っていないと考えるよりも
コップに水が半分も残っていると考えた方がポジティブな気持ちになれる。
だから、コップに水が半分も残っていると発言する。
こうした経験を踏まえて、物事をじっくり捉えポジティブに捉えているからこそ、しんどいことでも楽しそうに乗り越えられているのではないだろうか?
あなたが大人になったきっかけはどんなことですか?