キャリア

【サボりの美学】バカ正直に働くの もうやめない?

あたは仕事をサボっていますか?

サボりと聞くと良くないイメージを持たれるかもしれませんが、

実は今を生きる私たちこそサボることが必要なのではないかと思います。

なぜサボりが必要なのか

今を生きる私たちはテクノロジーの恩恵を受けています。

しかし、そのおかげで脳にとって休まる暇がなくなっているのです。

どういうことでしょうか?

昔の営業マンは外回りが基本だったため、

前後の時間は”余白”として使うことができました。

しかし、今はオンライン会議のため1時間おきに立て続けに

スケジュールを入れられることもしばしば。

そうなってくると脳は休まることを知りません。

シドニー大学の研究によると、

適度に仕事をサボる人の方が、最終的なパフォーマンスが高かったそうです。

※同様の研究は世界中でされているので気になる方は調べてみて下さい。

疲れた頭で物事を判断することは、良い結果を生みません

サボりと何か?

ここで脳にとっての観点で、”サボり”を定義してみましょう。

先程、私は営業マンの例を挙げて

脳の使い過ぎについて説明しました。

脳を使う時は以下の5つに分類できます。

➊論理モード | THINKING

 考えて筋道を立てて説明する

 例えば、数字の根拠をデータから読み解き説明する

➋作業モード | DOING

 手順に沿って正確にこなす

 例えば、会議の議事録を取る、スケジュール調整をする

➌創造モード | CREATING

 新しいアイデアを出す、工夫する

 例えば、業務改善のアイデアを出す、セミナーのテーマを考える

➍休息モード | RESTING

 頭や体のリセット

 例えば、仮眠をとる、散歩する

❺感覚モード | FEELING 

 互換や直感を使って感じる

 例えば、言葉のトーンからニュアンスを感じ取る

これらを、「左脳」「右脳」、「意識」「無意識」の2軸で分けてみると

現代人は、➊論理モード | THINKINGと、➋作業モード | DOING が

絶え間なくやってきています。

今は創造 | CREATINGの時代

論理な仕事や単純な作業で価値を提供するのは難しい時代です。

AIの台頭やBIツールなどで誰でも安価に短時間で利用することが可能だからです。

そうなってくると、価値を持つ仕事は

サービス企画や業務改善、プロダクトデザインのような創造的な仕事です。

左脳的な仕事ばかりでは創造モード(CREATING)に頭が切り替わりません。

より右脳を刺激するために休息(RESTING)と感覚(FEELING)を取り入れると

創造モード(CREATING)にしてあげることができます。

サボりの3原則

さて、サボる前に必要なマインド・行動を3つリストアップしてみました。

やらないことを決めておく

全て仕事を引き受けていたら、いくらサボりたくてもサボれません

自分のキャパシティー以上に仕事が与えられたときは

しっかりと業務の調整をしましょう。

生成AIを活用する

とはいえ、必要な仕事を今まで通りにこなしていたら

サボる時間は生まれません

そこで、単純な業務や繰り返し発生する業務などは

生成AIを使って楽をしましょう。

私は、年間100時間以上も業務時間を削減しました。

“何もしない”を肯定する

「何かしていないと落ち着かない」という人は多くいます。

しかし、ただ闇雲に目の前の仕事をこなそうとすると

必要のないことに必要以上に時間を割くことになりかねません

“何もしない”ことを認めることもサボりへの第一歩です。

実録:いい感じのサボり方

環境音楽を聴きながら、15分くらい散歩する

会社や家の中にいては、

頭はその空間を作業・論理モード(DOING&THINKING)と解釈します。

なので、外に出て頭がボーっとする環境音楽を聴きながら

散歩してみましょう。

私のおススメは、この環境音楽です。

お香をたきながら、ストレッチしてみる

香りは感覚(FEELING)を研ぎ澄まします。

人は、原始時代から香りには敏感でした。

余談ですが、人間の五感(視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚)の

細胞の密度でいうと香りを司る嗅覚の細胞は

約100万個/cm2と、視覚をのぞく他の感覚細胞の100~1000倍です。

このことから、繊細な嗅覚をトリガーに一気に休息(RESTING)に

切り替えることができます。

香りに加えて、デスクワークで凝り固まった身体を

ほぐしてあげるストレッチもおススメです。

おすすめのストレッチ動画はこちらです

実録:下手なサボり方

自分がやってみて、上手くいかなかった例をお伝えします。

Youtubeを見る

Youtubeを見ることは一見、リラックスするように見えますが

情報を浴びるという点で、頭のリラックス(RESTING)にはなりません。

ただただ頭が疲れます。

寝る

仮眠ならば頭がスッキリする休息(RESTING)となりますが、

30分以上の睡眠は完全に休息モード(RESTING)に切り替わってしまいます。

起きてから、急に作業モード(DOING)や論理モード(THINKING)

に切り替えようとすると必要以上にエネルギーを消費します。

スマホゲームをする

スマホゲームも気を紛らわせているようですが

脳にとっては作業モード(DOING)です。

サボって見えた景色

サボる=脳のモードの切り替えというテーマでお話してきました。

適度にサボることで、

1日が終わった時の疲労度合いが大きく変わりました。

今までは、「もう疲れた、寝たい。。」でしたが、

「もう少し作業できるような気がするけど、今日はここまで」

という具合です。

また、頭を休ませることで、

今の業務を俯瞰して業務改善アイデアをまとめたり、

新しいアイデアを整理し発表する機会が半年に1回から

月に1回と6倍に増えました

あなたは、明日はどんなサボりをやってみますか?

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よるさんぽ
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