仕事がしんどすぎて「もう限界かもしれない」と思った日が、何度もあります。
朝起きるのがつらい。
会社に向かう足が重い。
自分だけが損をしてるような感覚。
個人としての目標やKPIはもちろん、チームとしてのKPIも達成できるよう他者のフォローも実施しています。
頑張って成果を出しても評価に結びつかず、なぜか責められるのは私。
そんな毎日の中で、「もう逃げたい」「会社をサボった方がマシなんじゃないか」とさえ思ってしまったこともありました。
辞める理由もない。評価が明確に低いわけでもない。
それでも心だけがどんどん削られて、
「生きるために働いてるはずなのに、働くせいで生きるのがつらくなる」──そんな矛盾の中でもがいていました。
もし今、同じようにしんどい思いをしている人がいたら、
少しでも「自分だけじゃなかった」と思える時間になればうれしいです。
そして、解決の糸口を見つけられることができればこの上ない幸せです。
なぜ、仕事がこんなにつらいのか
一番しんどいのは、「ちゃんとやっているのに、評価されないこと」でした。
それどころか、なぜか悪い意味で自分にばかり白羽の矢が立つ。
期待されてるわけでもなく、頼られてる感覚でもない。
ただ、「あいつならやるだろう」っていう、都合のいい扱い。
仕事を振られるときに、期限も優先順位も曖昧。
結局、現場で全部拾うのは自分。
そして多忙になりミスや遅れが出ると、
フォローもなく「あいつが対応してない」と責められる。
一方で、上司はマネジメントせず、空気だけ読めと言う。
なぜかこっちだけが「察して」「寄り添って」と求められる。
寄り添われた記憶なんて、ほとんどないのに。
それでも、自分が甘いのかなって思って、
繊細な性格を押し殺して、平気なふりをして、
少しでも効率よく、誰にも迷惑かけず、波風立てず、
ロジカルに、静かに、真面目にこなしてきた。
でもある日ふと、
「なんで、こっちだけが、こんなに気を使ってるんだろう」って、心が折れそうになった。
これは単なる相性の問題でも、甘えでもなくて、
組織の構造やコミュニケーションの不均衡が生んでいる、見えない負担の積み重ねだったんだと思う。
そして、何がつらいって──
「それに誰も気づいてくれないこと」が、一番きつかった。
そこから少しずつ回復するために、私がやったこと
正直に言うと、「劇的な変化」なんてなかったです。
一晩で心が軽くなったり、問題が消えたりしたわけじゃない。
でも、小さな“逃げ道”を作り続けたことが、少しずつ私を回復させてくれました。
まずやったのは、「全部に応えない」って決めることでした。
仕事を頼まれても、やたら重たい空気が流れても、
「それ、私の責任じゃないよな」って一度頭の中で仕分けするようにしました。
最初は罪悪感もあったけど、
“気づかれない努力”に人生を持っていかれるよりマシだと思った。
そして、副業を本気で育て始めました。
どんなに会社でつらいことがあっても、
副業の売上が少し上がっただけで、
「ここに私の未来があるかもしれない」と思えた。
仕事中にこっそりネタを考えたり、
理不尽な上司の言動を分析してコンテンツに変えたりして、
会社に“感情を独占させない”工夫をしてた。
あとは、「サボる勇気」も少しだけ持つようになった。
真面目に全部こなして、誰にも見られず潰れていくくらいなら、
わざと力を抜いたり、昼休みに少しだけ深呼吸したり、
「やりすぎない」ことを選べるようになった。
完璧じゃないし、まだ逃げ出したくなる日もある。
でも、前より「もうちょっと生きててもいいかも」って思える時間が増えてきた。
それって、小さいけど確かな回復なんじゃないかと思ってる。
私が実際に考えたアクションプランをシェアします。
| No. | アクションプラン | 具体的な内容・ポイント |
|---|---|---|
| 1 | 「やらないことリスト」を作る | 毎日のタスクの中で「やらなくていいこと」「断っていいこと」を明確にする。たとえば、無駄な会議や緊急性の低い依頼をリスト化し、優先順位をつけて断る基準に。 |
| 2 | 成果報告は「1行メール」で済ませる | 報告は簡潔に。「完了しました」「問題ありません」など必要最低限の内容でOK。長文を避けて時間短縮し、負担を減らす。 |
| 3 | 理不尽に怒られても「心で切り離す」練習をする | 理不尽に怒られたときは、「またあの人は感情的になっているな」と心の中で切り離す。 さらに、その経験をメモやブログのネタに変えることで、会社から感情的に自由になる第一歩になる。 |
| 4 | 副業の時間を「週に1時間」でも必ず確保する | 忙しくても週に1時間、自分の副業や趣味の時間をスケジュールに組み込み、自分の未来や楽しみを育てる時間を守る。 |
| 5 | ブログやSNSに経験を少しずつ発信する(匿名OK) | 自分の感じたことや工夫を小さくでも発信してみる。誰かの共感を得られたり、自分の気持ちが整理される効果がある。匿名なら気軽に始められる。 |
じゃあ、これからどう生きていきたいか
たぶん私は、もう誰かの価値観に合わせて生きるのは無理なんだと思います。
「こうあるべき」「ちゃんとやれ」「空気を読め」
そんな不文律を守るたびに、自分の心が削れていくのを知ってしまったから。
でも一方で、私は今すぐ会社員を辞めるつもりはありません。
なぜかというと、
正直、会社にはまだ守ってくれている側面もあると思っているからです。
毎月の安定収入。社会保険や福利厚生。
育休や休暇制度。副業の自由度。
これは、場所によっては決して当たり前じゃない。
だから私は、「こんな会社なんか辞めてやる!」と感情で突っ走るより、
“ここを自分にとって都合よく使う”くらいの冷静さを持つことが大事なんじゃないかと感じています。
今は、会社に人生を預けすぎないようにしながら、
副業という“もうひとつの柱”を少しずつ育てていく。
そうすれば、もし明日急に「限界だ」と思っても、
「辞めてもなんとかなる」と思える自分になれる気がしています。
完全に独立する日が来るかもしれないし、
状況を見て社内で動く可能性もある。
でも一番大事なのは、「会社にいる・いない」じゃなくて、
自分の人生のハンドルを誰が握っているか──なんだと思います。
だから私は、まだ辞めない。
でも、会社の外にちゃんと“自分の人生”を育てておく。
このバランスが、今の私には一番リアルな選択です。
